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Cuir Beluga(キュイル ベルーガ)/GUERLAIN(ゲラン)


Profile

ユニセックス

2005年発売

ウッディタイプ

特徴的なノート:レザーノート、グルマンノート

香りの構成:

トップノート:タンジェリン、アルデハイド

ミドルノート:イモルテル、パチュリ

ラストノート:バニラ、スエード、ヘリオトロープ、アンバー


レザーの柔らかさ、優しさ。穏やかな香り。

今でもゲランは女性たちをより美しくするために追求し続けています。1828年にフレグランスメゾンとして誕生したゲランが、これまで発表した香りは1100以上。「時代を見据え、想像力を駆使し、情熱を持って、美という真の芸術を創り上げること」を礎とし、女性たちに斬新な美を約束してきました。特別な最高級原料を求めて世界中を駆け巡り、ゲランのフレグランスが奏でる香りの旋律を創り出しています。

 

そんなゲランのL'ART & LA MATIÈRE(ラール エ ラ マティエール )コレクションより2005年に発売された作品です。

このコレクションは、調香師たちの手によって芸術に昇華された、美を愛する人へ贈りもの「最高傑作の真髄」とも言われています。創業以来のゲランの精神である、「美への探求心」を体現。最も高貴で稀少な素材に芸術的な感性と情熱を傾け続けます。

ボトルは、1870年代に使用されていたゲランのスクエアボトルにインスパイアされており、メゾンと深く関わりのあるガラス工房のポシェ デュ クルヴァルによって製造。ボトルはパーソナライゼーションも可能でありユニークなカスタマイズが特徴的です。

 

そんなコレクションの一つ、Cuir Beluga(キュイル ベルーガ)のテーマは「ホワイトスエードの中毒的な甘さ」です。

 

軽やかなスエードのようにしなやかで、無限に光り輝くレザーの香りを特徴とした作品。頑丈なレザーが、ホワイトスエードのように滑らかで繊細になり、バニラの香りに包まれます。

 

デザインに例えるならば、ジャン=ミシェル・フランクのレザーインテリアのようです。キュイル ベルーガのホワイトスエードの香りは、ジャン=ミシェル・フランクの装飾スタイルを思い起こさせます。1930年代、ジャック・ゲランは、シャンゼリゼ通り68番地のブティックをエレガントに装飾するために、若き装飾家であり建築家の彼に依頼し、彼は白いスエードで覆われた家具をデザインし、極めてモダンに仕上げました。

 

「一般的には入手が困難なレザーが完璧になめされ、非常にまろやかに和らげられています。それは野性的な官能性で刺激を与えます。」

「https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/p/lart-la-matiere-cuir-beluga-–-eau-de-parfum-P017904.html」

ゲラン公式より引用

 

香りは、イモルテル、パチュリのウッディの香りがレザーの骨格を表しながらも、ヘリオトロープ、バニラで柔らかく、まろやかに。さらにアンバーで深みのある香りへ誘い込みます。優しく柔らかい、でもしっかりとレザーの良さを感じられる作品です。


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